膝がカクッとなるのはなぜ?ーそれ、“ちょっとした違和感”で終わらせていい症状ですか?ー

こんにちは。

「歩いていたら急に膝がカクッとなった」

「階段で踏ん張れずにヒヤッとした」

そんな経験、ありませんか?

膝が“カクッ”と抜けるような感覚は、よくあることのようでいて、実は体が出している大切なサインかもしれません。

この記事では、その原因と、放置していいケース・注意が必要なケースを、わかりやすく解説します。

  結論:1回だけならOK。でも、繰り返すなら要注意!

膝が一度カクッとしただけなら、疲労や筋肉の緊張、関節の一時的なズレが原因かもしれません。

しかし、何度も繰り返したり、痛み・腫れ・不安定さを感じる場合は、以下のような問題が潜んでいる可能性があります。

  よくある「膝カクッ」の3つの原因

① 半月板損傷

膝のクッション役である半月板に傷があると、動作中に“引っかかり”が起き、突然カクッと外れるような感覚に。

⚠️ 放っておくと、関節の変形につながることも。

 ② 靭帯のゆるみ(特に前十字靭帯)

スポーツ経験者に多く、ジャンプの着地や急停止で損傷しやすい部分。

一度伸びたり切れたりすると、膝が安定せず“ガクッ”と崩れやすくなります。

 ③ 筋力低下・姿勢の乱れ

特に高齢の方や運動不足の方は、太ももの筋肉(大腿四頭筋など)が弱ることで、関節をしっかり支えられず、膝が抜けるような動きに。

自分でチェック! 受診すべき症状とは?

次のような症状があれば、病院での検査をおすすめします。

* 膝が頻繁にガクッとする

* 膝を曲げ伸ばしすると“ひっかかる感じ”がある

* 痛みや腫れがある

* 階段で踏ん張れない、怖さを感じる

* スポーツ中に膝が抜ける感覚がある

  なぜ早めの診断が大切なのか?

「ちょっと変な感じがするだけだから…」と我慢していると、

膝の損傷が進行し、将来的に歩くことさえつらくなることも。

ですが、原因を早く見つけて対応すれば、手術せずに済むことが多いんです。

当院でも、「もっと早く診てもらえばよかった…」という声、たくさん聞きます。

だからこそ、私たちは“違和感”の段階で相談してもらうことを大切にしています。

  あなたの“膝の未来”を守るために

膝がカクッとなるのは、「気のせい」ではなく、

「膝が助けを求めている」サインかもしれません。

一時的な症状に見えても、その背後に原因がある場合が多く、

放置せずにしっかり調べておくことが、これからの生活を守るカギになります。

もし少しでも不安を感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。

あなたの膝が、これからも安心して歩けるために、私たちがしっかりサポートいたします。

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